「パワプロクンポケット」 20周年目おめでとうございます

20周年という事で「パワプロクンポケット」の開発に携われた事を嬉しく思います。

このサイトはいま自分が制作活動の1つとしてしているボードゲームチームのサイトです。

今後、ここでシナリオを発表していく事も多くなると思います。
他にもゲームで皆さんにお目にかかる機会も増えてくると思います。

 

しかし、原点は「パワプロクンポケット」というチームに入れていただいた事です。

あの開発の日々があったから今の自分がいます。

今回は自分も、このゲームのファンの一人として書きました。

実はもう1本だけ今日中(4月1日)に、ここではないですが上げる予定です。

これは会話形式ですが、それは物語形式にする予定です。お楽しみに。

 

当時のプロデューサーであった藤岡さんや、今でもこのゲームを愛しているファン皆様に感謝を込めて。

 

博多 幸博

 


*読みにくいのは許してください

 

「ただいまです!」

「おかえり、アカネ。どこに行っていたの?」

「これを買ってきました!」

「これはゲーム?アナタが珍しいわね。普段、ゲームとかしないでしょう」

「これは今日で1作目が発売して20周年目になるゲームなんです!なので記念に、これまで発売した全てのシリーズを買ってきました!」

「そうなの?じゃあ、ここまで続いているという事は、きっと人気作なんでしょうね」

「確かに人気はあるのですが・・・実はこのゲーム。シリーズが、もう終わってしまったのです」

「そうなの?残念ね」

「しかし、このシリーズが終わっても、このゲームを愛している人達は、いっぱいいます!」

「終わっても、ずっと愛されるというのは凄い事よ」

「その通りです!それと同じようにアカネの子供時代も昨日で終わってしまいました!」

「どれと同じようにかも突然過ぎてわからないし、昨日で終わった事も突然過ぎるわよ」

「そして本日4月1日からはアカネは大人です!大人の仲間入りです!」

「その言葉は普通、20歳を超えてから使うものよ」

「いいえ!高校3年生のアカネは、ほぼ大人!ニア大人です!大人になったアカネも愛してもらえるように頑張ります!」

「大丈夫よ、アカネ。まだまだ年齢的にもそうだけど、アナタは見た目も心も子供だから」

「非情な一撃がきました!」

「高校生なんて、まだまだ子供よ」

「むむむ…大人の余裕の笑みがこぼれてます!」

「それにアナタが子供でも大人でも私達が愛してるわ。もう頑張らなくも十分よ」

「ありがとうございます!それでもリンお姉さん達に、もっと愛してもらえるように頑張りますです!」

「フフ、頑張ってね。さっきの話に戻るけど、記念という事を含めてもアナタがゲームをするのは珍しいわね」

「はいです。お父さんにはゲームを買ってもらえなかったので……勉強だけしていればいいと。ですので、これは初めて自分で買ったという意味だけじゃなく、私が手に入れた初めてのゲームになります。ザッツ!ハツタイケンです!」

「その言い方はどうかと思うけど、もっとアナタはいろいろとやりなさい。まだまだ足りないわ」

「はいです!」

「でも、お金はどうしたの?普段のアルバイト代だけじゃ、これだけ買うのには足らないでしょう」

「少しの間だけアルバイトを増やしました」

「いつの間に?少しの間だけと言ってるから、もう辞めたんでしょうけど無理してはダメよ」

「どうしても自分で買いたかったので、少しだけ無理をしました。てへっ」

「仕方がないわね。どんなアルバイトをしていたの?」

「家庭教師です。1月の末ぐらいから数回ほど」

「そういえば用事とか言って、あの頃はアルバイト以外でも家にいなかったわね。あの人の所に行ってると思っていたわ」

「もちろん、その時間は取っていましたです!」

「じゃあ、毎日、忙しかったのね」

「いいえ!すごく楽しかったです!リンお姉さんと一緒の日々なのに、忙しいなんて感じませんです!楽しいの連続です!」

「フフフ、本当にアナタって子は。それで何年生の子の家庭教師をしていたの?中学生?小学生?」

「高校3年生です!」

「何を言っているの?」

「その人の大学入試の2次試験前に数回ほど家庭教師をしてきましたです!」

「アナタ、今年高校3年生になるのよね?」

「はいです!もう大人です!」

「それは、もうどうでもいいわ」

「興味なしですか!」

「高校2年生のアナタが高校3年生の子の家庭教師をしていたの?」

「はいです!もともと来られていた家庭教師の方が1月の中旬に事故にあって入院してしまい、しばらく来る事ができなくなったらしく、〇〇大学の2次試験の前に急に募集をしたらしいのですが、誰も応募がなかったようで」

「さすがに、そんなにギリギリじゃ、予定も組みにくいでしょうし、〇〇大学の受験の為の家庭教師だと、なかなか集まらないでしょうね」

「なので、わたしが応募したら受かってしまいました」

「受かってしまいました!じゃないわ。雇った方も雇った方だし、高校2年生の子が3年生の子の家庭教師をする方がおかしいでしょう?それに〇〇大学って偏差値が最上位付近の大学じゃない」

「そうみたいですね。それほど難しいとは思いませんでした」

「それでもアナタの歳と学年を聞いたら、さすがに向こうの親御さん達もアナタをその子の家庭教師にさせるなんて言わないでしょう。それなのによく家庭教師をさせてもらえたわね」

「親御さん達の目の前で、その大学の過去問を全て解いて、全部正解する所も見せたら喜んでくれました!」

「ああ……この子はそういう子だった。なんていう力ずく。つまり、アナタはもう高校の授業の範囲は終わったってこと?」

「そうですね。だいたいは終わったと思います」

「はぁ・・・。私の前では勉強してないのは知っているけど、もっと遊びなさい!わかった?」

「イエス!サー!!」

「それで、これはどういうゲームなの?」

「これは野球バラエティです!」

「野球?これとか旅人の恰好をしているものがあるわよ?」

「それは風来坊です」

「そんなに自信満々言われても何も伝わらないわ」

「風来坊ですが野球もします。そしてヒモにもなります」

「ヒモ?」

「好きな人をヒモにするとか憧れます!大人です!」

「アカネ・・・誰かと付き合う事になったらワタシに言いなさい。絶対よ(ゴゴゴゴゴゴ)」

「は、はいです!」

「野球については・・・どこかの誰かさんも野球してるから何を言ってるのとは言えないわね」

「誰の事ですか?」

「アカネは気にしなくてもいいの」

「このゲームは凄くお話がいいんです」

「ごめんなさい。もう何も言わないつもりだったけど、これ野球ゲームよね?」

「はいです!野球ゲームです!でも、お話もあるのです!」

「ごめんね、アカネ。あまりゲームの事は詳しくないから。それは野球ゲームのおまけでお話が見れるの?お話のおまけで野球ゲームができるの?」

「野球ゲームがあるからお話が輝きます!つまり、どっちがおまけとかはないのです!リンお姉さんがいるからアカネは輝きます!何なら物理的にも輝いてみせますです!」

「物理的に輝く姿は少し興味があるわね。つまりアカネが言いたい事は【野球とお話】どっちもないと、このゲームじゃないってことね」

「そうです!アカネがリンお姉さんとあの人がいないとアカネじゃないのと同じです!」

「フフフ」

「では、いまから1をプレイしたいと思います。これをクリアしたら次は2です!」

「今日はあの人と約束はないの?」

「ありませんです!今日はリンお姉さんとゆっくりゲームしようと思っていたので」

「じゃあ、お茶とお菓子を用意するわね。隣で見ていてあげるから、好きなだけゲームをしなさい」

「はいです!」

その後、ゲームをやり始めたアカネは攻略本も買わずに何日も寝ずに攻略し続けて、リンに怒られたのは別の話。

 


どうだったでしょうか?誤字脱字は許してください。

 

いまはこのボードゲームでシナリオが読めます。

興味のある方は買ってみてくださいね。

「富士山地下99階」

 

それでは!!

 

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1 Comment

  1. 9から入った新参者(10年目)

    ありがとう。ただ、それだけしか言えない。

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